ポケモン映画2022を見ました(七夜の願い星)

先週、ラティアスとラティオスを見てきたのですが!

今週もポケモンの映画を見てきました。

今週は、25周年のランキングで2位だったジラーチ。

入場時に貰えるシリアルコードの配布ポケモンも、当然ジラーチでした。

先週は、映画館で大人数と感情を共有しながらまた旧作が見れる喜びで泣き、冒頭の水上シーンからダイレクトにノスタルジーを食らって泣き、そしてラストシーン付近のあれこれで泣くという大惨事。

だ、大の大人が、ねぇ……。

ただ、今週のジラーチは何とか最後まで涙を堪えきることができました。

ラッキー。

大人になったいま何回か見直してみて、「七夜の願い星」は、やはり兄弟愛がテーマなのだろうなとわかります。

(当然子供の頃は、ジラーチかわいいみたいなところしか見ていなくて、全く気づいていませんでした。)

マサトとジラーチを見た旅の仲間たちがそう言っているシーンもあるし、ハルカとマサトの関係性にもフォーカスが当たってたりしますし。

でも、そのテーマを語るうえで最もスポットを当てたいのは、私にとってはサトシなんですよね。

ジラーチをファウンスに返しに行く道中で、サトシとマサト(とピカチュウ)が夜空を見ながら話すシーンがあります。

サトシがマサトを兄のように優しく諭すシーンで、これまでのシリーズ(カントー、ジョウト編)の、当時のじゃりんこなサトシ*1を見ていた人には結構印象的なシーン。

そのあたりを見ると、実は「サトシーマサト」という軸もこの映画のテーマに含まれているんだなぁということが何となく理解できます。

マサトとジラーチを見た旅の仲間たちがそう言っているシーンもあるし

さっき言及したこのシーンの一連のやりとりで、マサトとジラーチを見て「弟ができたみたいなんだよ」という発言(正確な文言かは自信がない)をしたのは、実はサトシ本人です(字面だけみると、かなりタケシっぽいですが)。

ただ、サトシは一人っ子なんですよね。

もちろん、兄(または弟)の立場を想像して、この発言をすることは簡単だとは思うんですが。

しかし、もしそうではなく、サトシ自身が今まさにその身で経験していることに基づいての発言だとしたら…。

実はこのシーン、ちょっとどころか、かなり感動できるシーンなんじゃないかなと思います。

これらを念頭に置いたうえで見ると、映画全体を通してサトシが「おにいさん」している様子がかなり描かれています。

フライゴンさんの活躍のあたりとかね!

カントー、ジョウトで長く旅を続けてきて*2、少し大人になったサトシを、ここらで一度書いておきたい!とか、そういう思惑があったのかもしれません。

知らんけど。

劇場で見返して、改めて良い映画だなぁと思いました。

今回の3作以外も、また劇場で観たいなぁ〜!

*1(AG以前、特にカントー編のサトシは今と比べてかなり幼く描かれていました。)

*2(もちろん、現在の尺度で考えると、AG編は旅のはじまりと言ってもいいくらいところ。この後のサトシは、作品によって大人っぽくも子どもっぽくも描かれていくことになりますね。面白い!)

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